国家知識産権局 ハーグ協定正式加盟のために協議中(2019-5)
国家知識産権局局長の申長雨氏は、2019年5月25日、中国が意匠の国際登録に関するハーグ協定(以下、「ハーグ協定」とする)に加盟するために現在世界知的所有権機関(WIPO)と協議中であることを発表した。
ハーグ協定は、現在70か国が締結し、世界知的所有権機関(WIPO)によって管理されている。締結国の出願人は、意匠について一つの国際出願手続きを行えば、全ての締結国における保護を一括で受けられることになるため、中国がハーグ協定に加盟した場合は、中国で意匠権を取得するための費用と時間の削減が図れる。
統計データによると、1985年に600件であった中国の意匠出願件数は、30年後の2018年には70.9万件まで増加している。外国出願人の利便性を向上させるためにも、中国が早期にハーグ協定に加盟することが期待されている。
(新華社ウェブサイトより改編)