ハーグ協定が中国で発効(2022-5)

  「意匠の国際登録に関するハーグ協定」(1999年版)(以下「ハーグ協定」という)は、2022年5月5日から中国において正式に発効することになる。「ハーグ協定」は工業デザイン分野に適用される国際知的財産権協定であり、「商標の国際登録に関するマドリッド協定」および「特許協力条約(PCT)」と共に工業産権分野における三大サービス体系を構成する。ハーグ協定の規定に基づき、出願人は、1件の国際出願を提出するだけで、関連する締約国において意匠の保護が受けられるようになる。

 ハーグ協定に基づく意匠国際出願には(1)(2)の2つの方法がある。

(1) 出願人が直接WIPOの国際事務局に国際出願を提出する。

(2) 出願人が中国特許庁を経由して出願する(間接出願)。

ハーグ協定に基づく体系の下で、意匠国際登録は最初の5年間有効であり、5年単位で2回の更新登録を行うことができる。意匠国際登録は、ハーグ協定の1999年ジュネーブ改正協定における各締約国において、最短でも15年間の保護期間が与えられる。

 国家知識産権局ウェブサイトより改編